Mozilla Foundationが開発・公開している、オープンソース・クロスプラットフォームのWebブラウザ。Windows版、Linux版、Mac OS X版があり、いずれも無償で入手・利用することができる。2002年中頃から開発が始まり、2004年11月に最初の正式版が発表された。タブブラウザ機能やポップアップブロック機能、ツールバーに統合された検索、RSSリーダーを統合したライブブックマーク機能などが提供されている。ツールバーやサイドバーは高度にカスタマイズ可能で、「テーマ」をダウンロードして好みの外観にすることができる。同プロジェクトによって開発されたGeckoレンダリングエンジンを採用しているため、HTML、XML、CSS、canvas、SVGなどのウェブ標準規格への準拠度が高い。Internet Explorerの備える拡張機能であるActiveXやVBScriptなどには対応しないため、これらを悪用して作成されるワームやトロイの木馬などの影響を受けずに済む。 Webブラウザ、メールソフト、ニュースリーダ、メッセンジャーなどを統合したMozillaの、速度面での不満や、コードの複雑化といった問題の解決を目的として開発されたもので、純粋なWebブラウザである。Mozilla Foundationは、Firefoxと組み合わせて使うことを想定したメーラー「Thunderbird」も開発・公開している。開発初期には「Phoenix」という呼ばれていたが、BIOSなどを開発しているPhoenix Technologies社の商標だったため、「Firebird」に変更された。しかし、これもオープンソースのリレーショナルデータベース開発プロジェクトの名称と同じであったため、再度「Firefox」という名称に変更され、結局この名前で正式版がリリースされたという経緯がある。