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・ファイル交換ソフトインターネットを介して不特定多数のコンピュータの間でファイルを共有するソフト。著作権侵害をはじめとする違法な情報流通や情報漏えいの温床になっているとして非難の対象となっている。技術的には大きく分けてハイブリッド型とピュア型の2種類がある。前者は、接続しているユーザの情報やファイルのリストを中央サーバが管理し、ファイルの転送のみを利用者間で直接行なう形態。ファイル共有ソフトのさきがけとなったNapsterはこの形態をとる。これに対し後者は、情報を管理するサーバがなく、すべての情報がバケツリレー式に利用者の間を流通する形態である。前者のほうが無駄な通信が少なく効率的だが、サーバが停止するとサービス全体が停止するという問題がある。後者は利用者が増えると加速度的にネットワークが混雑してしまうが、どこか一ヶ所が停止してもネットワーク全体が停止することはない。 このシステムのさきがけとなったのは米国の大学生が開発したNapsterで、1999年1月にmp3ファイルの交換ソフトとして誕生した。企業化してビジネスとしての展開を図ったが、音楽業界による著作権侵害訴訟に敗訴、2002年6月に破産した。その資産はRoxio社に買収され、2003年10月から有料音楽配信サービスとして再出発している。その後も商用・非商用を含め様々なソフトが登場したが、著作権をめぐる論争には決着がついていない。日本では、ハイブリッド型としてはWinMXが、ピュア型としてはWinnyが広く使われたが、WinMXでは2001年11月に、Winnyでは2003年11月に著作権侵害の疑いで逮捕者が出ている。また、日本MMO(有限会社日本エム・エム・オー)が開発・公開していたハイブリッド型P2Pソフトによるサービスであるファイルローグに関しても、2002年1月に日本レコード協会(RIAJ)、同協会会員のレコード会社19社、日本音楽著作権協会(JASRAC)がサービスの停止を求める仮処分を申請、同2月には合計約3億6500万円の損害賠償を求める訴訟を起こした。東京地裁は仮処分を認め、同4月にファイルローグはサービスを停止、2003年12月の判決では総額約6700万円の損害賠償金の支払いを命じる判決を下した。 |
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